犬が死ぬ前に、飼い主から隠れるような行動をとることがあるという話。
これは犬だけでなく、猫にも同じような噂が囁かれています。
しかし、なぜ犬は自信が死ぬ前に飼い主から隠れるのでしょうか?
一説では、「飼い主を悲しませないためではないか」とも言われていますが、本当の理由は少々異なるようです。
・「敵に襲われないよう」野生時代の名残
犬は元々野生動物として過ごしてきた歴史があります。現代の人間とともに過ごしている犬もその時代の習性が残っています。例えば、うんちをする際にくるくると回るのも、周囲に敵がいないかどうかを確かめるための習性が残っているためと言われています。
「犬が死ぬ前に隠れる」という行動も、野生時代の名残の1つ。死ぬ間際というのは体力もほとんど残っておらず、敵が襲ってきても戦ったり、逃げたりする気力が残っていません。そのため、野生の犬たちは死ぬ間際に仲間から離れ、1人静かに休める場所を探していたのです。
・弱い所を見られまいとする動物の本能
動物は敵に弱みを見せ、襲われてしまうといった事態を避けるため、基本的に自分の弱さを相手に見せないようにします。他にも犬は集団で行動していた動物のため、仲間に自分の弱った姿を見せたくないというプライドのようなものもあったのでは、と考えられています。
現代では敵に襲われるような状況はありませんので、愛犬には最後まで寄り添い、体を撫でてあげたり、声をかけてあげるなど、愛犬が幸せな気持ちで最期を迎えられるようにしてあげたいものです。
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