ここ数回に渡り中毒に関してしつこく紹介してきました。
本日は皆さんもよく知るタマネギの中毒や保冷剤等の摂取によるエチレングリコール中毒について紹介させて頂きます。
タマネギ中毒は、タマネギ ニラ ニンニク 長ネギ ネギ ショウガ といった食べ物により起こります。
タマネギ入りの焼き肉のタレんなどでも中毒を起こすので注意が必要なんです。
タマネギやニラ等に含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分が赤血球の溶血を引き起こします。
犬の場合体重1kg当たり15〜20gのたまねぎを食べてしまうと中毒になってしまうのですが、
中毒になると嘔吐や下痢、貧血や血尿、黄疸、痙攣等の症状が起こることがあり危険な中毒の一つです。
エチレングリコール中毒は、保冷剤 墨汁 インク といったものを食べてしまうと起こります。
保冷剤等に含まれるエチレングリコールという物質が中毒を起こすのですが、
保冷剤が甘味があるため誤って舐めてしまうケースがあるそうです。
エチレングリコールは肝臓でシュウ酸という成分に分解されて、
それがカルシウムと結びつきシュウ酸カルシウムとなり、腎臓がダメージを受けます。
死の危険のある毒物なので注意が必要です。
摂取した量や摂取してからの時間によって症状が違いますが、
摂取してからすぐは、嘔吐、神経症状、多飲多尿と行った症状が出ます。
それから貧脈や呼吸の側拍が起こり、
最終的に腎臓に影響が出てしまうと腎臓の保存療法しか対応が出来なくなってしまいます。
そのため摂取させないようにすることが大切だということですね!
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