日本では、1938年にアメリカの盲導犬使用者が来日した際に初めて紹介され、翌年にドイツから4頭の盲導犬が輸入されました。
しかし、その4頭が亡くなった後は、しばらく盲導犬が不在の時代が続きました。
1957年に国内ではじめての日本人の手による育成で国産第一号の盲導犬が誕生しました。
その後、国内数か所に盲導犬協会が設立され事業としての育成が開始されたのです。現在でも、11協会14施設で、年間100頭以上の盲導犬が育成されています。
また、訓練を受けたら、必ず盲導犬になれるわけではなく、人が好きでなつきやすいのはもちろん、どんな環境でも動じない適応力と集中力、指示に従う従順性、健康など求められるスキルは多岐にわたります。
なれるのは3割程度という狭き門であり、人の暮らしを支える盲導犬は、ペットとしてではなく家族のような存在であることがわかりますね。
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