猫のざらざらした舌にヒントを得て、軽い力でも毛やごみを効率よく取れるブラシを開発できる可能性があると、
米ジョージア工科大の研究チームが発表した。
猫の舌には、微小なとげ上の突起がびっしりと並んでいる。
突起をマイクロCTで調べたところ、突起の内部は空洞で、先端がシャベルのようなU字形をしていた。
猫が舌で毛づくろいをしている様子を高速度撮影で観察すると、
しなやかな突起が太い毛だけでなく、細く柔らかい毛の間を通って皮膚に到達。
空洞やU字型の部分にたまった唾液で体を清潔に保ったり、体温を下げたりすることもわかった。3Dプリンターを使って、シリコン樹脂などで猫の舌と同じ形状のブラシを作ってみたところ、
軽い力で毛などをとることができたそうです。
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